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SEO対策が不要なわけ

ブログ更新日:2018-10-03

Blog1-23 企業活動を行う上で、会社ホームページは必須と言えます。 商談時に商品内容を理解していただくためにHPに誘導することや、会社の説明にHPをご紹介するなどはもはや当たり前で、無いと「お任せして大丈夫かしら」とマイナス効果を生んでしまいかねないくらい、ホームページはビジネスの世界に深く浸透しています。 考えてみればこの流れは当然で、そもそもユーザーもサービスの提供者も、情報を常に発信したいし知りたいと考えています。インターネットの利用はこういった当たり前のニードに対応ができ、且つビジネスにおける情報発信の部分において親和性が高いため、当然効果も期待ができるわけです。 そのためホームページが無いという事は、独自の販売網が確立され、ビジネス的に一般ユーザーを受け入れていないと考えてしまいます。それは会社の表札や看板を出していないようなものと言えるかもしれません。 言ってしまえば情報がわからない会社で、且つ敷居が高い会社なのではないか?と思われるわけです。 ホームページは広告媒体だった時代から、たとえ広域に会社や商品を知らしめる必要が無くても、事務所や事務所内にある電話やコピー機のような設備と同じように、あってしかるべきものになっているのです。 弊社でもホームページに関する相談をたまに頂くのですが、サイトデザインを専門的にやったことがないので、「凝ったものでなくてよい」という要望のみお受けしているのですが、そうやってご依頼いただいたクライアントの皆様から「SEO対策って必要なの?」というお話を受けることがあります。 それだけSEOという言葉が一般化したということなのでしょうが、SEO対策は本当に必要なのか?ということを今回は考えていこうと思います。

そもそもSEO対策とは?

SEO対策とはサイト検索時に表示順の上位になるようにする対策のことです。 検索エンジン最適化という言い方もあるそうです。 通常世の中に広めたい商品やサービスがある時には、チラシなどで宣伝を行います。 ネットの世界ではGoogleアドセンスなどの広告を使い宣伝をすることで露出を増やすことができます。 アドセンス広告の良いところは、検索行動に合わせて広告が出る所で、ハワイを調べている人に旅行サイトの広告が出たりすることで、必要な人に必要な情報を与えることができます。 SEO対策もこの広告手法と同じで、ユーザーの検索行動に対し、検索の上位に表示されることを目指す対策です。 重要なのは「検索上位」で、ただ検索して出てくればよいというものではありません。 例えばあなたがあみ出した画期的なダイエット方法を世に広めたいと考えたとき、あなたはネットに乗せる前にまず、このダイエット方法の売り出し文句を考えるはずです。 それは「3日間で効果の上がる○○ダイエット方法」かもしれませんし、「いつもと同じ食事でみるみる体重が落ちていく○○ダイエット方法」かもしれません。 つまりダイエットに興味を持つユーザーに、いかにしてこの素晴らしいダイエット方法を認知してもらうかに多くの労力を使うはずです。 SEO対策も同じで、どういったユーザーに情報を見せていくのかを考え、そのユーザーが記事にたどり着きやすい工夫を行うことこそがSEO対策なのです。

SEO対策で行うこと

SEO対策については理解したとして、では具体的に何を行えばよいのでしょうか。 これについては世の中のSEO対策を生業にしている多くの事業者様がそのノウハウを惜しげもなく公開しています。 詳しくはこの記事の本意ではありませんので省略をしますが、大部分は以下を行うことです。 ・検索してほしい内容に基づいて記事を書く ・ユーザーにとって有益な情報を掲載する 実はこれだけです。 テクニカルな部分は除いて書いていますが、とどのつまりはこれだけです。 例えばあなたがダイエットについて世に情報を発信しようとしているのに、中身の記事はビタミン剤の宣伝ばかりだったら、その記事はダイエットでの検索結果上位に来ることはまずないでしょう。 また内容が画像ばかりのスカスカなものだと、検索者は調べたい情報を得ることができません。 これはユーザーにとって有益とは言えません。 とはいえユーザーにとって有益かどうかはユーザーが決めることです。 そのため過去にはSEO対策として被リンク(外部のサイトから設置されたリンクのこと)を増やすというものがありました。 被リンクが多いということは、需要の高いサイトであるという判断からこのような順位付けがされていたようですが、過去SEO黎明期ではこの被リンクを増やすために意味のないサイトを量産して被リンクを稼ぐというような方法もあり、目的は有名無実化していました。 もちろん今はこのような行為は逆に順位を下げてしまいます。ユーザーにとって有益かどうかはサイトのボリューム(テキストの量)や実のある被リンク(関連するサイトからの被リンク)といった、公益性の高さが重要視されているようです。

Google様に従う

SEO対策はどういった基準で決められているのか。 これについては最も分かりやすい表現が、Google様に従うというものです。 現在(2018/10)国内の検索サイトのシェアはGoogleとyahoo!が90%以上のシェアを持っており、yahoo!の検索エンジンはGoogleのものを利用しているので、Google検索がシェアを独占していることになります。 つまり検索エンジンは独占禁止法を思わず心配してしまうほど、Googleに依存しており、Googleへの対策がSEO対策と言えるのです。 ではGoogle様が何をおっしゃっているのかといえば、以下のような事柄です。 ・すべてはユーザーを中心に考えましょう。 ・良いサイトは多くの良い人たちに認められているはずです。 ・情報を探すのはパソコンからだけではないはずです。 ・必要な情報は国境を超えるはずです。 原文の意訳なのでそんな感じくらいで理解していただくと助かりますが、要はユーザーを中心に良いものを作っていれば、きっとあなたのサイトは上位に上がるはずですよ、ということを言っています。 例えば同じ情報ばかりを使いまわしているサイトや、記事更新がほとんどされないサイトなどは、ユーザーが訪問しても「また同じ内容か…」とすぐにそのサイトを離れてしまうはずです。 また良いサイトは多くの人から支持され、拡散されるはずです。 スマホやタブレットの技術進化で、パソコンだけで情報を拾う人は少なくなり、情報もグローバル化している昨今で、パソコンだけでしか見られないサイトはユーザーにとっても不便といえるでしょう。 情報はいろんなもので検索でき、いろんな人たちが見ることができ、質の良いものを整えれば、きっとユーザーにとってもよいものと判断されるということのようです。 なかなか良いことをおっしゃいます。

まとめ

この記事は「SEO対策が不要な理由」という題名で進めてきましたが、厳密にいうとテクニカルに行うSEO対策は不要であるということを今回書きたかったわけです。 サイトが健全なもので、届けたい情報がきちんと掲載されて、PC・スマホなどに対応できて、サーバーのスペックが悪く夕方に動きが遅くなるようなものでなければ、ちゃんと定期的に更新をして、メンテナンスを行うことで、毎日分析ツールとにらめっこというようなことは、ネットでの集客を主体としている事業者でない限り不要です。 誰しもが自分の発信した情報を多くの人に見てもらいたいし、その結果稼ぎになれば尚うれしいことでしょう。 しかし、対策にばかり目が行き過ぎて、実際のコンテンツの中身や掲載した情報の質が下がってしまうことは本末転倒と言えます。 SEO対策に重点を置くのであれば、むしろ顧客分析や、記事や商品の見直しを中心に考えていく事が、あなたにとっても有益になると思います。


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